エラーは怖くない!
エラーは怖くない
プログラムを実行すると、エラーが発生することがあります。これはもう避けられないことです。
このエラーダイアログが出たからと言って、過剰に恐れる必要はありません。
エラーダイアログが出ると言うことは、問題が軽いこと、もしくは事実上問題ないことと思ってもらって構いません。
というのも本当に問題となる事態は、エラーが発生しないで突然または静かに起きるからです。
エラーが発生してエラーダイアログが出るということは、「安全に」エラーが処理された証拠としてむしろ安心してもいいことと言えます。
特に、AppleScriptでは、エラーが出た場合もかなり安全に終了できるようになっているので、ドンドン発生させたって構いません。
今回は発生するエラーを怖がらず、味方につける方法をご紹介します。
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他人に教えることの効用。
人に口頭で伝えることはアウトプットの場となるため、それにより自身のインプットが強化され、より忘れにくくなる。
今度は、より柔軟性の高いファイルの指定方法であるエイリアス値を紹介します。
書式は、alias
に続けて文字列、あるいはファイル参照を書くというものです。
したがって、POSIXパスを使ってエイリアス値を表現する場合は次のようになります。
alias POSIX file "POSIXパス"
この方法でファイルを指定しておけば、スクリプトの実行中にファイルを移動させたり名前を変更した場合でも、最初に指定したファイルを追跡します。
エイリアスは、まずパスをたどってファイルに携帯電話を渡しておき、あとは携帯電話を使って指定したファイルを呼び出すような仕組みです。
つまり、場所や名前が変わっても固有の電話番号を使ってファイルを指定できるわけです。
そして、この電話番号こそが「エイリアス値」です。